辞めたくても辞められないときは？

医師は生涯に3回～4回程度転職するのが一般的だといわれていますが、一般のサラリーマンに比べて転職しにくいのが現状です。

特に大学病院に勤務している場合、医局がなかなか退職を認めてくれないケースがあります。

退局したくても医局のしがらみから逃れられず、辞めたいのに辞められないというジレンマに悩んでいる人は少なくありません。

また、病棟勤務の場合でも、就職規定に退職をする場合は退職日の3か月前に退職届を提出することなど、退職までの期間を長期に設けている病院もあります。

ひどいところでは、半年前に退職の医師を示すこととしている病院もあるのです。

退職を決意したら一日でも早く辞めたいのが人情ですが、引き継ぎなどの期間を考えると1カ月～2カ前に申し出るのが常識的だと考えられます。

また、退職を願い出ても後任が決まるまで辞められないというケースもあります。

このように、辞める・辞めないで悩んでいる人は、転職サイトに登録して、プロのアドバイスを受けることをおすすめします。転職サイトのキャリアコンサルタントは、退職についてもプロの観点から相談に乗ってくれます。

医療業界は狭いですから、今後のことを考えても円満退職が鉄則です。円満退職を実現するためには、どのように行動すればいいのかを相談しましょう。法律的なことも含めて、アドバイスしてくれます。

転職活動は一人ではムリ

医師であれ会社員であれ、どのような職場にも短所と長所があります。いわゆるブラック企業のように、従業員を使い捨て要員として扱う悪徳企業は別として、どのような職場にもメリットもあれば、デメリットもあります。

ですから、転職さえすれば悩みがすべて解決するわけではありません。しかし、転職によって今抱えている問題が少しでも改善するなら、思い切って転職をする価値は十分にあります。

転職を成功させるためには、一人だけで行動するのは禁物です。

忙しい医師が、働きながら転職活動をするのは無理がありますし、情報収集などの活動も限られるからです。医療に集中しながら転職も成功させたいなら、医師専門の転職サイトを活用しましょう。

自分がどのような医療を行いたいのか、どのような労働条件で働きたいのか、年収は幾らくらいを希望するのかなど、希望する条件を伝えておくと、あなたの代わりにキャリアコンサルタントが最適な職場を選んで、紹介してくれます。

その中には非公開情報も多数含まれていますから、自分で求人情報を探すよりも、よい条件の求人が多いのです。

数ある求人のなかから、自分の希望条件に近い求人を探すのは、想像以上に労力がかかります。本気で転職を成功させたいなら、転職サイトをかしこく活用することをおすすめします。