理学療法士の勤務形態

日勤勤務で勤務時間は8時間程度

理学療法士の勤務形態は職場によっても異なりますが大半が日勤で、8~9時から18時ころまで働くのが一般的で実働時間は8時間程度となっています。
理学療法士の勤務先では病院や福祉施設が多いのですが、リハビリテーションは日中に行われますから、看護師や介護スタッフのような夜勤はないのが一般的です。

規則正しい勤務時間が確保できるので、ライフワークバランスがとりやすい職業といえるでしょう。

残業の有無は職場によって異なる

残業も職場によってことなりますが、比較的少ないといえるでしょう。
医療関係の職場は残業が多いのですが、そのなかでもリハビリ職といわれる理学療法士や作業療法士、言語聴覚士は残業が少ない職業といわれています。

しかし職場によって残業の有る無しに大きな違いがあります。
なかには、残業が日常的に行われている職場もあります。

理学療法士は一日のリハビリテーションや治療が終わると、勤務時間後にカルテの記入やプログラムの作成など書類を作成しなければいけません。
勤務時間いっぱいまでリハビリテーションを行っている病院などでは、書類を作成することになります。
したがって、ほぼ毎日残業ということになり、書類が多いと作成に時間がかかりますから、夜遅くまで残って仕事をしなければいけないケースもあります。

また、整形外科クリニックなどでは患者さんが勤務前や勤務後に通院しやすいように、朝早くから夜遅くまで開院しているところもあります。
このような職場ではシフト制となっているのが一般的ですが、診療時間ギリギリになって飛び込んでくる患者さんも少なくありませんから、診療時間後もリハビリテーションを行ったり、書類作成をしたりして必然的に残業が多くなります。

残業の少ない職場が多いとはいうものの、職場によって大きく差があることも頭に入れておきましょう。

週休2日が一般的

休日はどうでしょうか。
週休2日制の職場が多いのですが、土日に休める職場ばかりではありません。
病院や福祉施設などは365日開業していますから、シフト制で平日休みの職場もたくさんあります。
また、日曜日と平日1日が休みのところも多く、土日など連続して休めない職場もあります。

たとえ土日が休みであっても、まるまる休めるかといえば、一概にはそうとはいえません。
というのも理学療法士に限らず医療関係者は一生勉強を続けなければ、時代に取り残されて、適切な治療が行えなくなります。
このため研修会や勉強会などが盛んに行われているのですが、研修会の開催日が土曜日や日曜日に行われることが多いのです。
職場から出張という形で出かけるのではない限り、休日であっても自腹で参加費を支払って研修を受けることになりますから、休日であってもゆっくり休めないこともあります。
しかしこれは仕事柄、致し方ないことといえるでしょう。

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