保健師に転職するメリット

ノートと本

保健師の多くは公務員として働くので安定している

保健師は、企業や自治体などで人々の健康を見守り、健診などを行うことによって病気を未然に防いだり、早期発見したりするために働く医療のプロフェッショナルです。
保健師になるには、看護師の資格を持っていることに加えて、専門の養成機関を修了して国家試験に合格しなければなりませんので、高いスキルが求められます。
それだけ、保健師の資格を持っている人は優遇されますので、安定した雇用条件で働けるというのがメリットです。

また、保健師として実際に働いている人の60パーセント程度は、公務員として勤務しているとされています。
地域の保健センターなどで働いていますので、安定した雇用を得やすいでしょう。
民間の企業に比べると、初任給や固定給は低めの水準となっていますが、ボーナスや昇給の割合、退職金の額は高いので、収入面でも優遇されることになります。

規則正しい勤務ができるというのも保健師ならでは

保健師になる人は、看護師から転職するケースが多く見られます。
看護師はとてもやりがいのある仕事ではありますが、夜勤が入ったり休日が不規則だったりと、勤務時間という面では安定しません。

しかし、企業に勤める保健師であっても公務員として働く保健師であっても、勤務時間が規則的で、定時には退勤できるというのは大きな魅力です。
しかも、ほとんどのケースで土日祝日は休日となっていますので、しっかりと休みも取れます。
自分の時間をきちんと取りたいという人はもちろんのこと、家庭持ちの人でも無理なく仕事を続けられるというのが大きなメリットと言えます。

体力的にも、バタバタと走り回って仕事をすることはほとんどなく、座ってできる仕事も多いので、あまり疲れずに済むというのが良いところです。
さらに、対応する人の健康を見守るという大事な仕事ではありますが、一部の看護師のように生命の危険にかかわるような場面に遭遇することはほとんどないので、精神的にも負担が少ないと感じる人もいます。

安定した待遇を得られるというメリットもある

保健師の多くは公務員として働いていますので、経済情勢の波に関係なく安定した収入を得ることができます。
また、産業保健師として働いている人も、その専門性の高さから給料水準が高めとなっていますので、待遇が良いというメリットがあります。
さらに、産業保健師を常駐させるような会社はたいてい企業規模が大きいという傾向があり、福利厚生もしっかりとしているので働きやすく、生活を送るにも便利なのがうれしいところです。

このように、保健師に転職するメリットは多いので、たくさんの看護師が保健師の資格を取って転職を考えています。

関連記事