おすすめの転職先、経理事務

事務職のなかでも専門性が高いのが、経理の仕事です。

一般的な経理の仕事内容は備品の購入費や、出張・旅費などのお金の出入りの管理。そして、月ごと、四半期ごと、決算期ごとの会計管理などを行います。

日々のお金の出入りを帳簿につけて、実際の金額と帳簿の額に間違いはないかを確認し、月々の伝票を整理して売掛金と買掛金の管理、取引先への支払いとお得意様からの入金を確認します。

また、決算表や貸借対照表などの会計書類の作成も経理の大切な業務です。つまり、会社のお金にまつわる、あらゆる仕事を行うのが経理なのです。

お金の出入りの管理には、出費が多い部署に経費の使い方について改善を求めるなどの業務も含まれます。

経理というと、電卓やパソコンの前で一日中計算をしているイメージがありますが、実は他部署との調整など、社内の人と接する機会が多い仕事です。

経理は、大切なお金を扱う仕事です。また、経理を見ればその会社の経営状況がわかりますから、経営にも非常に関わりの深い部署になります。

専門性の高い仕事ですから、経理の資格があると転職に有利です。経理職の希望者は、「日商簿記」の2級以上を取得を目指すのが一般的です。

日商簿記は、商工会議所が主催する検定試験で、数ある簿記検定試験のなかでも、実績の高い試験として知られています。

商簿記検定では、1級～4級までの試験があります。しかし最近では3級から受験するのが一般的で、2級と3級を同時に受験することも可能です。

3級は、主に商店や中小企業に必要な経理能力があるかどうかを試す試験です。2級は、高等学校で学ぶ簿記の知識があるかどうかが試されます。

財務諸表の意味が理解できており、基礎的な会社の経営管理が行えるなどの能力が必要となります。

1級は非常に難しく、主に税理士や公認会計士などの国家試験を目指す人が受験します。

しかし、経理の仕事は資格が絶対に必要なわけではありません。資格がなくても十分に採用されますし、企業によっては就職後に会社から日商簿記2級などを受験させるところもあります。

経理は会社のお金を扱いますから、責任は重大です。

たかが1円でしょなどと、お金をおろかにする人には経理は任せられません。一円どころか一銭の狂いもなく正確に計算ができるき帳面な性格の人が向いています。

このほか、帳簿付けなどの書類作成はパソコンで行いますから、パソコンソフトのExcelが得意な人、また会計ソフトが使える人なども転職に有利です。

近年は、インターネットでつながってクラウドで会計処理を行うのが一般的になりつつあります。

IT業界は日進月歩ですから、新しいIT技術に遅れないように、パソコンやパソコンソフトに関心のある人も経理に向いています。

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